役立ち隊WTOPヤチベーの潜れ!青春2006年1月21日〜24日号


2006年最初のダイビングは沖縄「与那国島」。101が希望者を募って出かけるダイビングツアーから始まりました。

1月20日に仕事終わってからみんなで東京に直行し羽田空港の近くのホテルに泊まって翌日の朝早くに出発です。

翌日の朝5時10分、空港に向かう為ホテルを出ると外は雪(げっ)!何てついていない私達、このまま予定通り飛行機が飛ぶのかも怪しくなってきました。

しかし幸か?不幸か?まだ降り始めで深刻な積雪ではないために飛行機は予定通り運行との事(ホントに良かったぁ)。

予定通り6:30に飛行機が出発し、9:50に石垣空港に到着。

石垣島の気温は20度、暑くもなく寒くもない陽気。
雲は若干あるものの晴れていてまずまずのダイビング日和・・・さぁ、これから与那国空港へ向かって飛行機を乗り換えです(ワクワク)。

ここから与那国島まで飛行機でたったの30分、もう気持ちは海の中ですので30分でも長く感じてしまいます。


透き通るほどの青い空に純白な白い雲・・・をすっかり想像していた与那国島。しかし現実はどんよりな曇り空に雨も降るおまけ付き。
気温も19度と常夏ではなく春か秋の陽気・・・まぁ天気が悪いのは誰のせいでもないけれどこんな陽気じゃダイビングより自宅待機のが似合っているような・・・


与那国で4日間お世話になる「与那国ダイビングサービス」さんです。宿泊先は同じ建物内にある民宿「よしまる荘」さん・・・日本最西端の宿なんだそうです。

今回の沖縄ダイビングの目的はこの写真の中にヒントがあります(わかりますよね?)

今回のツアーメンバーを御紹介です。現地ガイドの金星さんには色々お世話になりました。

午後の1時、旅の疲れも癒された所でダイビングに早速出発します。

雨がなんだ、曇天がなんだ!・・・と言わんばかりに気持ちは既に海の中ですが、それを妨げるかのごとく雨も強くなって大時化(おおしけ)になってきてしまいました(そういえば私、嵐を呼ぶ女と以前言われたことがあるんです)。

与那国の海は黒潮が近くを通っている為全体的に流れのある・・・いわば上級者コース。そんなココではドリフトダイビング形式(※)で潜らなければいけません。
白状しますが実は私、過去にこの形式を一度しかやった事がありません。しかもロープ無しのフリー潜行フリー浮上・・・これも苦手なんです。
案の定苦戦している私を久住さんと現地隊長の金星さんに助けられて何とか海底までたどり着けました(感謝)。
※流されながらポイントを回り、上がる時浮き輪のようなフロストを海面に出して船に発見・迎えに来てもらう方法


さすがは沖縄!今日の天気がどーであれ海の中はこの通り!

土肥でこんな透明度だったならば大騒ぎになるかもしれないのに、沖縄では天気が例え悪くてもこれですもの・・・そりゃ皆さん来たがる訳ですよねぇ〜。

与那国島の透明度

海の中は確かに綺麗・・・しかし、問題もありました。

それは海の生物が少ない事、もっと魚影が濃い場所だと思っていただけにこれは意外!

おかげで今回の沖縄ツアーでは魚よりもダイバーを撮る枚数のが多かったのが本音です。

撮る魚が少ない故にこういう海の生き物を発見した時は皆さん同じ写真を撮ってしまいます。
土肥ではこの時期のナマコ(寒ナマコ)は美味しいのでもらうと喜ばれるんですが、さすがにこんなナマコをもらっても嬉しくないでしょうねぇ〜。


初日の2本目は午後4時41分エントリー。

今回の場所はいつか潜ってみたいと切望していた「海底遺跡」・・・今日、ようやくその願いが叶いまして感謝感激です(これで天気が良ければ最高だったんですが・・・)。

海底の中にいかにも人が作った感じの建造物があるとても不思議な感じがするポイント。まぁ科学者の中には「単に波の力で岩が削られただけのもの」・・・と安易に否定する人もいるようですが・・・夢がないですねぇ〜。


憧れの海底遺跡だったのにいざ潜るとあまり感動していない自分に気がつきました。

期待が大きすぎたのか?それとも自分に遺跡を楽しむ程の余裕がなかったのか?は自分でもよくわかりませんが、やはりココも海の生物が少なく、更に潮の流れも速くて、とにかく前へ進むのが精一杯でした。


海底遺跡

海底遺跡のメインステージ横のカメのモニュメントに到着です(どーみても星型にしか見えませんが・・・)。

でも残念ながら流れが強いため離れた場所から撮れませんでしたので感動できません。



こうして初日のダイビングが終了しました。
時刻は午後6時だというのにまだこんなに明るいんです。

夕食までに時間があるのでちょっと近くの浜(ナーマ浜)を散歩して時間を潰します。
遠くに見える灯台が日本最西端の灯台といわれる「西埼灯台」・・・今日は時間がないので無理ですが近々あの灯台まで行ってみようと思います。

さすがは沖縄、与那国ダイビングセンターにもこうしてシーサーが設置されています。本土で言うなら神社に祀られるコマ犬のような存在なんでしょうか?

宿屋で目にとまったこのコマ・・・実は海流調査で使われるものなんだそうです。


なんでも黒潮にこのコマをまいてどういうルートで潮が流れているかを調べる為なんだそうですよ。

今回この沖縄・与那国島ツアーに参加した目的はこのハンマーヘッドシャーク(和名:シュモクザメ)に出会う事。
この時期、このポイントに多く出没するというのでわざわざ伊豆から来たんです。
この鮫も人食い鮫の1種らしいのですがよほどの事がない限り人は襲わないそうなのでまぁその点は心配していませんが・・・。

いよいよ明日はハンマーヘッドが出没するポイントにエントリー、皆さん前夜から盛り上がってます。

天気と潮の流れが気になるけど明日に向けて今日は早く寝ます。



2日目の朝7時に起床。
夕方は6時過ぎても明るかったのに、朝は7時過ぎても暗い・・・8時近くになってようやく明るくなってきたので外に出て空を見たら今日も曇天で風がピューピュー吹いていた(嫌な予感)。


朝食はやはり沖縄といえども日本だけあってスタンダードな日本の朝食って感じです。


苦手なフリー潜行&浮上も2日目ともなるとようやく慣れてすんなり潜れるようになってきました。
しかし、今度はデジカメに問題発生!・・・潜る前は何の異常もなかったのに潜った途端にウンともスンともいわなくなって大慌て。
こうなったら最後の手段「愛のムチ」攻撃でカメラを連打!・・・あっ、直った!


とにかく海の生物が少ないので撮影に苦労します(こうなると土肥のネンブツダイが恋しくなってりもしてきますね)。

そんな時みんなが集まって何かを撮っています、私も近寄ってみるとアジアコショウダイの幼魚が1匹・・・まさに地獄に仏のような存在でした。

「はい皆さん、そろそろ上がりますよ!」と現地の隊長さんがみんなに合図を送ります。

2本目はいよいよハンマーヘッドが見られるかもしれない「ダイヤティー」と云うポイントにエントリーです。

浮上の合図

本日の2本目となるポイント「ダイヤティー」に移動。


ダイヤティー・・・このポイントには「水中立神岩」という所があるそうだ・・・う〜ん、何か漢字で書くと北斗神拳奥義のような凄い名前だと感心しつつも皆で「ハンマーヘッドに会えますように・・・」と願い事を唱えてみた。


ハンマーヘッドを必死に探す私達の前に立ちふさがるように姿を見せたのは「水中立神岩」。
「ハンマーヘッドに出会えますように・・」とみんなで岩に向かって願ってみましたが・・・ダメでした。

このポイントは人を誘うような穴が目立ってやはり穴に入ってしまいます。穴の中は広くて支える柱も何となく幻想的でした。

穴に入ったダイバーから出た泡が岩を伝って水面に上っていきます。

まるで岩から泡が吹き出しているかのようで綺麗だったので思わず1枚・・・。

今日は魚の休業日なのでしょうか?ここでも撮りたい被写体が少なくて苦労の連続です。

唯一このハタタテハゼが綺麗に感じました。
キンチャクダイ

最後の最後まで諦めずにハンマーヘッドを探すもののこのポイント(ダイヤティー)でも会えず・・・
こうなったら3本目のポイント「赤土」に期待します。


本日の3本目、赤土と書いてハンマーウェイと呼ぶポイントだそうだ(う〜ん、強敵と書いて’とも’と呼ぶのは聞いた事があるが・・・)。

とにかく名前からして今度こそ、今度こそハンマーヘッドに会えそうな予感がちょっとする、これで会えなかったら何のために高額を払って与那国島に来たのかわからないですもん(頑張るぞ!)。

やはりここも潮の流れが強いのでひたすら岩にしがみついてハンマーヘッドの出現をひたすら待ちます。
すると私の目の前をチョロチョロ動く魚(フタスジリュウキュウスズメダイ)が!・・・何か如何にも「撮ってぇ〜」と言わんばかりに視界を横切るので親切な私は撮ってあげました。

いっこうに待っても出現する気配を見せないハンマーヘッド。
海の中気まずい雰囲気が流れるのを察したのでしょうか?現地隊長の金星さんがどこからともなくカメを連れてきました。
結局この日は鮫に会えなかったけどこの亀が気まずい空気を吹き飛ばしてくれたような気がします。


2日目のダイビングも終えて今日の反省と明日こそはの希望を持って宿の夕食をいただきます。

ご飯にみそ汁、魚の唐揚げ、揚げ出し豆腐、きんぴらゴボウ、サラダでした。

こちらには土肥でありがちな「伊勢エビ1匹プラン」とか「カニ三昧プラン」なんてありませんので宿泊客は皆同じ料理を食べるんです。



3日目、いよいよ今日がダイビング最終日、飛行機に乗る24時間前に潜ってはいけないので明日は潜れません。

「今日こそは天気になって海よ静まって!」・・・願うものの神は時に残酷にその反対の事をしてしまうものです。

朝8時、あまりにも海が荒れすぎて目の前の港から船を出す事が出来ないので車で移動した避難港から出発する・・・との事。

もう今日しかないのに何て残酷な仕打ち、でも潜れない訳ではないから良いか?・・・とポジティブに考える事にしました。

与那国島へ来てからカメラの調子が悪かったが3日目にして本格的に調子が悪い。
さすがに今度は愛のムチ攻撃も通用せず本日の1本目、2本目は殆ど写真撮れずにただ潜っただけで終わってしまいました(なんで?)

写真は撮れなかったので文章だけで書きます。 1本目「ヌルガン沖〜赤土」
ハンマーヘッドに会いたい・・・でもカメラが動かない。
複雑な心境で潜った1本目のヌルガン沖はもの凄く深い海で一番深いところでは50mはあるポイント。もちろんそんな深い所までは行けないので私達は海面と海底の中層を漂っていた。ディプブルーシー・・・何か昔そんな鮫の映画があったのを思い出し、何処までも青く深い海を見続けていると今度こそJAWASのテーマソングと共に遠くからハンマーヘッドが出そうな雰囲気でちょっと怖くなりました。
しかし幸か?不幸か?今回見られたのは夜光虫とクラゲだけでハンマーヘッドは姿を見せず36分間の潜水時間は終わりを告げました。

1本目を終えた後、宿に戻って昼食タイム。

今日のお昼は沖縄風炊き込みご飯の「ジューシーご飯」。
見た目は「オジヤ」のようで??って感じでしたがコレが食べると絶品の味!

今まで食べた宿のご飯の中で一番美味しくて大評判でした。

この宿では給食メニューのように事前に宿泊客に食事のメニューを告知してくれます。

写真は撮れなかったので文章だけで書きます。 2本目「光の宮殿」
光の宮殿・・・何てロマンチックな名称なんでしょう!と感激するも相変わらず水中でカメラは動作せず(潜る直前の船上ではちゃんと問題なく動作したんですよ)今回も写真は無し。
名前の通り、岩に沢山の穴があり入ったり出たり出来るのでポイントとしてはおもしろい。
岩場にカイダ文字という昔の文字が残されています。その文字は馬や牛を表しているそうで海底に存在するって事は昔はここも地上だったんだろうなぁ〜?とふと思う。
これで天気さえ良ければ光の宮殿にある穴から光が差し込んで本当に「光の宮殿」化するんだろうなぁ〜と思いながらも撮れない悔しさを噛みしめていました(あー、悔しい、このボロカメラめ)。


与那国島ダイビングもこれが本当に最後となりました、最後のポイントはみんなで決めます。
魚が多い場所にするか?それともハンマーヘッドが見られるかもしれない場所にするか?・・・で皆が出した結論はもちろんハンマーヘッド!
・・・という訳で最後のポイントは赤土に決定。
Myデジカメも何とか3本目のダイビングに動いてくれて準備万端なのですが・・・・・。


相変わらず潮の流れが速いので皆、岩棚にしがみつきながらひたすらハンマーヘッドを待ちます。

しかし最後の最後に形勢逆転なんてドラマが起きるはずもなく、待てども待てどもハンマーヘッドは現れず最後のダイビングは海底で岩にしがみついただけで終了。

こうして私達の与那国島ダイビングは幕を閉じました。

夕食時も重苦しい雰囲気が漂いましたが、終わってしまったものは仕方ありません。

まぁ、ある意味土肥では味わえないダイビングを経験したのですから良しとしましょう。

土肥に帰ってきて役立ち隊スタッフに今回のダイビングを話したら「シュモクザメをおびき寄せるのに血のしたたる肉を海中に入れるとか、誰かが水面でバチャバチャ暴れるとかしなかったの?」ですって・・・アホかい!そんな事をしたらヤチベーの「潜れ!青春」じゃなくて「戦え!青春」になってしまうじゃないですかねぇ?それにシュモクザメじゃなくてホオジロザメが来たらどうするんだ!とツッコミを入れてやりました(これだから素人は・・・)。


4日目の最終日、とうとう今日は帰る日となってしまいました。
「ど〜してもハンマーヘッドに会いたい」と誰よりも強く切望していた杉本さんだけもう少し与那国に残るそうで、こうなったら是非ハンマーヘッドに出会ってきてもらいたいものです(後日聞いた話では私達より2日多く潜ったが、結局最後まで海は荒れたままで、最後にはぐれハンマーヘッド1匹だけ見られたそうです)。

飛行機の出発時間は11時と少し時間があるのでみんなで島内見物に出かける事にしました。



与那国島と云えば昨年TVで放映されたDrコトーの島(間違えた、あれはDrモローの島でした)「Drコトー診療所」のロケ地として有名です。

島内から見る景色も「あっ、これTVに写っていた所だ」と観光客まるだしではしゃいでしまいました。

例えばこの「志木那村役場」と書かれた軽ワゴン車もロケで使われた物で、この車は今ではダイバーを運ぶ送迎車になっています。

民宿から見えていた日本最西端に来てしまいました。日本人ってこういうポイントに弱いんですよねぇ〜、思わず記念写真です。
快晴時にはここから台湾が見られたんだそうですがあいにく最終日の今日も曇り後雨の悪天候で見られません(泣)。
もちろんこの後に日本最西端にある灯台「西埼灯台」にも出かけましたよ。

私が与那国島を凄いと思った所はこのように馬がごく普通にいる事です。

さすがに野良馬じゃないと思いますが、土肥では絶対に見られない光景ですね。



与那国島に来たもう一つのお楽しみがこの「Drコトー診療室」のロケ地めぐりです。

でもここを見学するには事前に役場に許可を取らないといけないそうで、連絡してみたが「午後4時からならOK」との返事。

でも私達は午前11時の飛行機で帰らなければならないので・・・と無理を言って今回特別に開放してもらいました(役場の皆さんありがとう)。

Drコトー診療所

Drコトーが使っていた診療室に自転車、あっ、この船は浜辺に置いてあった船だ!・・・と無邪気にはしゃぐ一行。

衣装を借りて受付係になる事も出来るって言うのでみんな個別に受付係に変身です。

さりげない体験ですが良い思い出になりました。


そろそろ帰る準備をしなければならないので最後に「立神岩」の見える場所へ!

この立神岩はダイビング時の水中立神岩とどう関わりがあるのかわかりませんが何か凄い!いかにも立神岩って感じです(なんのこっちゃ)。

立神岩が見える場所から違う角度で見た景色。
遠くに風力発電が見えます。
「これで天気が良ければ良い場所なんだろうなぁ〜」としみじみ悔やまれて仕方ありません。

いよいよ与那国島とお別れです。

この飛行機(左下)で与那国島から石垣島へ、そして石垣島から沖縄(那覇空港)へ、最後に那覇空港から羽田へと飛行機を乗り換えながら帰り、羽田に着いたのが18時10分。
与那国島は曇天でも暖かかったが、さすがに東京は寒くて気温は7℃。

今回の与那国島ダイビングツアーは海が荒れすぎてハンマーヘッドが沢山出没する真のポイントには行けませんで悔やまれた旅行でしたが「来年こそは!」と密かにリベンジを誓って貯金を始めた私はもう行く気まんまんです。



今回のMyベストはスタッフ内で全員一致したこの写真。
オレンジ色で一面覆われた中にこれまたオレンジ色のハマクマノミが愛くるしい表情でこちらを見つめています。
これが土肥で撮った写真ならば写真コンテストに出すんですが・・・。






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